潮干狩りに行きました。
いいお天気で、きゃっきゃ、と楽しいはずの潮干狩り。
なのに、私は、ひとり、底なし沼にはまっていました。
(ちなみに、これは乾いた状態の砂。
これが濡れてくると恐ろしいことに)
砂がサラサラで、ズブズブはまる、とは聞いていたんですが。
本当にはまって、抜け出せなくなりました。
いや、最初に、はまった段階で、強く足を引っ張り出せば、抜けたのかもしれませんが、何度もはまるので、段々力がなくなって、少し休もう、と思っている間に、ズブズブと長靴が沈んでいったのです。
気がついたら、長靴の際のところまで、はまっていました。
もうどうやっても抜けません。
本当に、このまま死ぬんじゃないかって勢いで沈んでいっているのに、周囲の人たちは、みな、下を向いて、黙々と貝を採るばかりです。
気がついていた一緒に行った人たちも。
「あんなところで、はまってるなんて、恥ずかしいので近寄りたくなかった」
と言う始末。
いやいや。
まあ、確かに。
カラッとした日曜の午後の海。
あんな場所で底なし沼にはまっていても、悲壮感がないですもんね。
でも、本人は必死だったんですよ。
あれは洒落になりません。
いざとなったら、長靴を捨てるしかないかと思いました。
なんとか抜けたんですけど。
あまりの恐ろしさに、もう私は貝を掘るのはやめました。
皆様、濡れたサラサラの砂地に長靴は危険です。
いや、本当に。
もう足や靴下が汚れるのは覚悟で、普通の靴で行った方がまだマシ、らしいですよ(^^;
ところで、これ、ごまが見つけた、カメノテです。
見えますか?
上の方。
相変わらず、わかりづらい写真ですみません(^^;
美味しいんですよね、カメノテ。
萩に住んでるときに、初めて食べて、旦那やおねえちゃんがはまってました。
この恐ろしい底なし沼の話は、そのうち小説に書きますね……。